iPad不要!4,000円でデジタルノートを実現する方法
ペンタブ4,000円で理系ノートを完全デジタル化した話
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周りのiPad勢がスマートにノートを取っているのを見ながら、指をくわえていた時期があった。でも今は違う。4,000円のペンタブと手元のWindowsPCで、むしろ快適に大学の板書を乗り切っている。
この記事では、iPadを選ばなかった理由と、ペンタブがなぜ理系学生に刺さるのかを書く。
大学理系の板書、その現実
大学の授業はオンラインで資料が配布されることが多い。問題はその形式だ。
PDFに穴埋めの四角が空いていて「ここに書き込んでね」というスタイルの授業がある。紙で印刷していない学生にとっては詰みだ。毎回印刷するか、デジタルで書き込む環境を用意するか、どちらかを選ばなければならない。
毎回印刷するのは面倒だし、教授が当日の朝に資料をアップロードするケースもある。必然的に「デジタルで書き込む環境」が必要になってくる。そしてその答えとして多くの学生が選ぶのがiPadだ。
iPadを選ばなかった3つの理由
iPadは確かに良いデバイスだ。ただ、僕には3つの引っかかりがあった。
① 高すぎる。学割を使っても本体+Apple Pencilで10万円を超える。バイト何十時間分だという話だ。
② PC2台持ち問題。理系はレポートやプログラミングでPCが必須になる。iPadを加えると荷物が一気に重くなる。しかも多くの理系学生はWindowsユーザーで、iPadとの親和性はそれほど高くない。
③ ファイル移動がダルい。iPadで書いたノートをPCのレポートに貼り付けるとき、AirDropや同期を待つ工程が地味にストレスになる。
これだけ不満が出てきたので、iPadを買わないまま別の方法を探し続けた。
ペンタブという選択肢
ペンタブレット(ペンタブ)はUSBかBluetoothでPCに接続する板状のデバイスだ。板の上でペンを動かすとPC画面上のカーソルが動き、ペンをつけると線が引ける。簡単に言えば「ペン型のマウス」だ。
絵を描く人が使うイメージが強いが、ノートを取るだけなら一番安い機種で十分に機能する。
iPad vs ペンタブ、何が違う?
アプリの機能面ではiPadのノートアプリとPC上のノートアプリでできることはほとんど変わらない。差が出るのはハード側だ。
| 比較項目 | iPad+Apple Pencil | ペンタブ+今持ってるPC |
|---|---|---|
| 導入コスト | 10万円〜 | 3,000円〜1万円 |
| 画面の広さ | 11〜13インチ | PCの画面サイズそのまま |
| キーボード | 別売で高い | PCのキーボードがそのまま使える |
| ファイル管理 | クラウド経由が必要 | PC内で完結、コピペ一瞬 |
| 充電 | 本体・ペンとも充電必要 | 有線なら充電不要、ペンも基本不要 |
| Windows親和性 | やや低い | PCにつなぐだけ、相性◎ |
理系学生にペンタブを推す本当の理由
コストの話は当然として、一番刺さるのは「キーボードとの共存」だ。
iPadだと「ペンで書くモード」と「キーボードで打つモード」を切り替えながら使うことになる。ペンタブなら、左手でキーボードに乗せたまま、右手のペンだけを持ち替えればいい。ペン使用時は右手は書き込み、左手はショートカットキーを打ち込む。
具体的にはこういう使い方をしている。授業の説明文は爆速でタイピング、数式や図が出てきた瞬間にペンを持ってさっと書く。この持ち替え1秒のハイブリッド入力が、板書の速い理系の授業に最適なのだ。
慣れるまでの時間
「手元を見ずに画面を見て書くのは難しくない?」とよく聞かれる。最初は確かに線がフラフラする。でも、30分も使えば慣れる。マウスの感覚と同じだ。
慣れてくると、左手でショートカットキーを操作しながら書けるようになる。消しゴム、ペンサイズ変更、Undo、全部キーボードから離さずにできるのが気持ちいい。
ノートアプリはMicrosoft OneNoteを使っている。無料で使えて、ちゃんと高機能だ。
おすすめ機種はXP-PEN
ペンタブといえばWacomが有名だが、ノートを取るだけなら高性能機は不要だ。XP-PENの安い機種で十分に機能する。
サイズはSサイズ(A5程度)で十分だ。ペンの動きはPC画面全体にマッピングされるので、手元の板が小さくても広い画面を使いこなせる。
- XP-PEN Deco(Sサイズ) — ノートに使うならこれで十分、大体4000円
まとめ
導入コスト:3,000〜5,000円(iPadの10分の1以下)
必要なもの:ペンタブ本体のみ(PCとノートアプリはすでにあるもので可)
慣れるまで:約30分
特に刺さる人:Windows持ちの理系学生、PC作業とノートを行き来したい人
授業中、隣でiPadをスマートに操作している人を見ると、正直かっこいいとは思う。でも価格差が約10万円であることを考えると、こっちのほうが賢くないか?とも思う。
iPad勢は12万円のデバイスを片手に「ノートをとる」という作業をしている。ペンタブ勢は3,000円の板をPCの横に置いて、同じことをしている。ノートの完成度に差はない。珍しいから教室でちょっと目立つくらいだ。
「でもApple Pencilの書き心地は全然違う」と言われたら、それはそうなのかもしれない。しかしおれはiPadを知らないし、iPad勢はペンタブを知らない。性能差があるとして10万円分あるかは、各自に問いたい。
デジタルノートが気になっていて、iPadを買うか迷っているそこの君、まずは4,000円のXP-PENを買ってみてほしい。気に入らなくても4,000円だし、気に入ったならiPadを買う必要はなくなる。割と悪くない話じゃないか?